Pentax K-5 lls レビュー ファーストショット248枚

Pentax K-5 lls に DA 40mm F2.8 Limited 一本勝負で あじき路地、宮川町、八坂、花見小路。
最初のレンズを何にするか迷ったけど、ここはあまり意地悪せずに
デジタルになってから作られた DA レンズにしようと思った。
DA 21mm と DA 40mm でまた迷う。しかし f2.8 はある意味基本なのでこちらにした。
記念すべき、第1ショットはお見せ出来ない。ぶれちゃったからである。
第2ショットもお見せ出来ない。ピントが来なかったからである。
第3ショットもお見せ出来ない。望んだところにピントが来なかったからである。
かなりがっかりしたのだが、それは K-7 と比べて K-5 lls のピントは別物だ
ってどこかでだれかが書いていたので、ものすごく期待していたからだ。
ピント精度がそれだけ上がったのなら、暗いレンズでもいいってことだよね?
と思って DA 40mm F2.8 にしたのだ。こんなことなら FA* 24mm F2 か
FA 43mm F1.9 Limited にすれば良かったのだろうか。
ともあれ、記念すべき第4ショットが↓だ。
(ちなみに本日の京都、日の出時間は 6:08。下のショットは 6:10 だが
東山に隠れていて、まだこの路地へは日光が差し込んでいない状況だ。ほんのり明るい程度)
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最初の設定がそうなのか知らないが、えらく明るく、えらく彩度が高く写るのである。
K20D から K-7 へ移行したとき感じた違和感を K-5 lls でも感じたということは
K-7 よりも明るめの彩度きつめに設定してあるってことだ。
これはちょっと頭に入れておいた方がいいだろう。
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次はファースト銀残しだ。
確かに、暗いところでもピントは合ってくれる。だが、手ぶれ補正が間に合わないというか…
止まってくれないのである。微妙に手ぶれしている。AF補助光を on にすればもっと
びしっと決まるのかも知れないが、あれ、昨夜部屋で試してみたけど、えらく目立つのだ。
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止まっている猫にはピントは合うけれど…
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動いている猫にはピントも来なければ、びしっと止まって写せない。
「暗いところに強くなった」+「合焦が速くなった」=「理想的な猫カメラ」
期待したんだけどな〜、う〜ん。。
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しかし、不満なのは露出というか、絵作りの基本、光の表現方法というか…
つまり、光が同じでぼくの露出の感覚が同じならカメラによって露出補正値が変わってはおかしいのである。
K-7 と同じ感覚で補正値を決めると出て来る絵が K-7 で撮ったより明るいというのが問題だ。
つまり、K-7 なら -0.3EV で撮れる絵だったら K-5 lls でも -0.3EV で撮れなければおかしいのだ。
それなのに、同じ明るさの写真を得るために K-5 lls では -0.7EV にしなければならない。
お陰で -0.7EV が適正と思っても -1.0 まで下げなければならず、感覚が狂うのである。
同じ会社のカメラで機種が新しくなる度に感覚で覚えてきた補正値が狂う…あってはならないと思うのだが。
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撮影する前にどのカスタムイメージに設定したか、info画面には出てこないので分からない。
そのためにはカスタムイメージのボタンを押さねばならないが、このボタンは
十字キーのひとつであるため、AF ポイントをセレクトにしている場合は無効になる。
info 画面にクロスプロセスというのがあって、これが何かまだ分からないのだけど
これの代わりにカスタムイメージが分かればいいのにと思う。つまり、info 画面に
いろいろな情報がタイル状に出て来るのだから、どの情報が欲しいか最初の設定で
選ぶことが出来ればいいなと思う。
例えばぼくは K-7 ではカスタムイメージ「リバーサルフィルム」を常用していたが
K-5 lls では K-7 では使えなかった「銀残し」を是非是非使ってみたかった。
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そこで、リバーサルフィルムで撮った直後にカスタムイメージボタンを押して
イメージセレクト画面にし、銀残しを選び、AE-L ボタンを押して新規保存した。
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これがなかなか渋くて良かったので、ついOKボタンを押してしまった。
リバーサルフィルムに戻すことを忘れて銀残しのまま次を撮った。
そしたら、ハッピー六原が陰々滅々六原に写ってしまった。
何か、こう…どのカスタムイメージになっているかファインダー内情報で分からないものだろうか。
いつもなら家で決めて来るのだが、今回は結構コロコロ変えたのだった。
ステータススクリーンをonにすれば分かるのだが、撮影していない時は出来るだけ
背面モニターを消しておきたいのでどこかで分かるようになっていればと要望したい。
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SDカードへの書き込み時間がとろくて驚きなのであった。
K-7 よりも体感的に遅く感じる。RAW は撮らずに Jpeg オンリーなのにどうしたものか?
五線譜に散らばった音符の如く鳩が電線に連なっていた。
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ところがぼくが近づくと一斉に飛び立ってしまった。
上と下との時間的間隔が7秒だが、絵的には飛び立つ瞬間を狙いたかったのだが
その時間は最初のショットを書き込んでいる最中だったので撮れなかった。
いやもちろん、本当は撮れるんである。書き込んでいる最中だろうがシャッターは落ちるので
撮っちゃえば良かったのだが砂時計アイコンが画面に出て来ると、ついつい待っちゃうのであった。
K-7 では同じ設定で砂時計アイコンなんか見たことがないからね、つい。
体感的には砂時計アイコンは無用と思う。というのは、K-7 と K-5 lls を並べて
同時にシャッターを切ってみると、確かに K-5 lls は速くなっている。
速くなっているのに遅く感じるのは砂時計アイコンのせいじゃないかと思うのだが。
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ほぼ真っ暗な状況でも少しの光でピントが迷わないのはすごいことだ。
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しかし、ピントが迷わない=ピントが合う ではない。
K-7 では確実ピントが合わなかったし、それは検出出来なかったからだと思うが
K-5 lls ではきっちり検出して来て迷わない。しかし迷わなかったからと言って
そのままシャッターが落ちるからと言って、ピントが合っているかというと別問題なのだ。
上の「銀残し」を「ほのか」で新規保存したのが下。微妙にピンぼけ。
手ぶれも補正し切れていない。それは ISO 400 で ss が 0.3s だからかもしれない。
NEX-7 だとここまで暗い場合、迷わず ISO を1600 あたりまで上げて
何が何でも止まった絵を提供しようという心意気を感じるのだが
K-7 の時も思ったのだが、K-5 lls の ISO 200-1600 に設定していても
なかなか上がってくれないのである。まさか ISO 400 のままとは思わなかった。
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あとピント位置についても疑問に思うことがあった。
下の場面は、巫女さんが使う掃除機も赤いんだなと思って撮った一枚だが
左から通行人が来る寸前だ。この通行人の人があまり絵的には美しくない人で
どうしても入れたくなかった。そこで、スーパーインポーズは巫女さんの右側の
空間だったが、えいままよとシャッターを切った。そしたらなぜか(笑)巫女さんにドンピシャなのであった。
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次の場面は可愛いお祈りが終わるまでにそっとかつ手早く撮りたかった。
真ん中のおかあさんの鞄にスーパーインポーズを光らせて構図を変えて撮ったのだが
ピントは奥の板に合ってしまっている。な〜ぜ〜?
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どうも、しっかり時間をかければピントは合ってくれるのだが
咄嗟に合わすと右か左にずれるっぽいのだ。咄嗟のシーンでピントが合わないとすると
スナップ向きではないていうか、これってホントに最新型の上位機種?って思ってしまう。
徐々に慣れていけば、こんなことは少なくなるかなくなるのだろうが
最初から「おおっ」て思わないのならメーカー直販で定価で買う意味はないのであって…(T-T)
サクサク撮れない新製品って…orz

写真はまだまだありますので、追々お見せ出来ると思います。

本日の設定一覧
絞り優先AE f2.8
中央重点測光
記録形式 JPEG
記録サイズ 10M
画質 ★★★★
AF測距ポイント 中央のみ
レンズ補正 ディストーション補正 on
レンズ補正 倍率色収差補正 on
クロスプロセス off
拡張ブラケット off
デジタルフィルター off
HDR off
DR設定 ハイライト補正 on
DR設定 シャドー補正 弱
感度AUTO設定 ISO AUTO 200-1600
感度AUTO設定 感度アップポイント 標準
高感度NR off
超秒時NR off
プログラムライン MTF
電子水準器 on
自動水平補正 off
Shake Reduction on

測光作動時間 2
AF.Sの動作 2
AF補助投光 2
表示パネルの照明 2
回転情報の記録 2
メニュー選択の記憶 2
絞りリングの使用 2
上記以外は全て 1

その他の感想
K-5 用に買った背面モニター用の保護ガードは大き過ぎて貼れなかった。。orz
エアギャップレスになった関係上、モニターの面が本体の面より奥になってしまったからだ。
電池の保ちは格段にいい。NEX-7 だと再生して写真を見ているだけであれよあれよと減っていくが
K-5 は250枚撮って、さらに再生させながらこれらの文章を書いていても全然と言っていいほど減らない。
実際 K-7 より 10g 重いのだが、持ったとたん「軽くなった」と思えるほどバランスがいい。
ローパスフィルターレスという点に関しては全く分からない。
これはセレクトしたレンズにも因ると思う。
シャッター音に関しては K-7 Limited Silver と比較してもやや軽くなり小さくなった。
K-7 Limited Silver はどこかで金属同士が擦れ合うような違和感があったのだが
K-5 lls ではそれがゴムに包まれたようなこもった感じになり、その分音も小さくなっている。

言い訳
以上の文章はあくまでぼくのファーストインプレッションだ。これから変わるかも知れないし
勘違いしている部分があるかも知れない。NEX-7 に徐々に慣れて来たところに K-5 なので
使い勝手で K-7 との比較ではなく、NEX-7 との比較になってしまっている部分があるかも知れない。
ということを言い訳としてちょこっと書いておこう。
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Commented by pretty-bacchus at 2012-10-23 03:58
いやーとってもとっても参考になっています。
それにしてもこの研究心はすばらしいですね。
Commented at 2012-10-23 04:00
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by galleryF at 2012-10-23 07:09
ありがとうございます。(^。^)
Commented by galleryF at 2012-10-23 07:11
鍵コメさんへ
知りたいレンズのリクエストがあれば教えて下さい。
手持ちにあれば、写真載せますよ。またそれを参考になさって下さい。
by galleryF | 2012-10-21 09:57 | 撮影日記 | Comments(4)